(共同通信2010年02月22日より)
一般社団法人「移住・住みかえ支援機構」(JTI)は22日までに,住宅ローンの返済が難しくなった人を対象に「再起支援マイホーム借上げ制度」を始めた。自宅を人に貸して賃料を返済に充てる仕組み。親元に身を寄せるなど,仮住まいを確保しやすい地方在住者にとって,特に利用価値が高い制度といえそうだ。
昨年12月,中小企業や個人の住宅ローン利用者の救済を目的に施行された「中小企業金融円滑化法」を受け,ローン期間を延長するなどの返済猶予を希望する人が増えているが,負債総額が膨らみ,返済がより困難になることを防ぐのが狙い。
JTIが老後の住み替えをしたいシニア層を対象に4年前から実施している「マイホーム借上げ制度」を応用。収入減などによりローン返済が苦しくなった人を年齢制限なく対象に,JTIが家を借り上げて貸し出す仕組みだ。家賃をローン返済に充てられ,3年の定期借家契約なので,状況が改善すれば3年ごとに,家に戻ることが可能になる。
家を守るために,その家に住まない。
本当に一時的な急場を凌ぐには,有効かもしれません。 ただ,具体的に,どのような状況の方において,効果を発揮するものかと言われれば,あまり想定できません。
ただ,選択肢が増えることは,良いことです。