傷害事件の被害者

投稿者: | 2014年11月30日

ため込んでいたアンケートをご紹介するシリーズ,第6回。

 

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当事務所では珍しいタイプの事件です。

友人と道を歩いていたところ,通りがかりの酔っ払いから殴られた,というケースです。

不運にも,打ち所が悪く,手首のTFCC損傷が発生して,手術が必要なケガとなりました。

 

幸いだったのは,自動車保険の「犯罪被害特約」を持っておられたことです。

治療費については,自身の保険で賄うことができたようです。

しかし,慰謝料等についてまで保険で十分に補填される訳ではなく,加害者への損害賠償請求のために,弁護士に相談・依頼されました。

 

10の事件には10の顔があります。

本件は,加害者が示談に応じず,裁判を提起して複数人の尋問が必要になりました。

その上,自方の保険(上記)との折衝や,被害届を出した警察との折衝等も必要でした。

どれも難儀し,弁護士業でよくあるように,舞台裏ではドタバタしてました。

ただ,最終的には,加害者との間で裁判上の和解が成立し,回収も果たしました。

良い解決となって良かったです。

 

この方も,保険代理店からの紹介でした。

「犯罪被害特約」を使ったのも,保険代理店からの助言です。

この方にとっては,イザというときに,気軽に相談でき,必要に応じて専門家(弁護士)までつないでくれる代理店と付き合っていたことが,良い解決を得られた源泉だったのかもしれません。

 
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なお,すべてをご紹介すると膨大となるため,特徴的な件,印象深い件を中心にピックアップしてます。