ため込んでいたアンケートをご紹介する怒濤のシリーズ,第7段です。
こちらの方は,後遺障害12級のケースです。
実は,後遺障害12級というのは,弁護士がもっとも貢献できる等級です。
というのも,示談で決着するのが難しい等級なのです。
原因は,裁判所の判断が分かれるためです。 一口に12級といっても,内容は様々ですが,そういった中で,高額の賠償となるケースと,必ずしもそうではないケースがあるのです。
示談段階では,保険会社は,考えられる中でも最低のラインで提示してくることが多いです。
そういった場合,示談交渉を継続しても,所詮,相手の土俵の上でのことですから,微調整に留まります。
裁判した方が,むしろ早いのです。
本ケースは,示談段階で600万円程度の提示だったのが,裁判で,約1000万円アップとなりました。
事案の見立てとして,600万というのはあまりに低すぎますが,大幅アップとなったのは,立証がとても上手くいったからです。
もちろん,アンケートのシンプルな回答が物語っているように,ご本人さんとしては大満足です。
とは言え,高額の賠償が認められるケースは,それなりの後遺障害が残っています。
こちらの方も,今の仕事を続けられるかどうか等,大いに悩んでおられました。
今回の賠償金が,この方の人生に,必要な休息,あるいは,何らかの選択肢をもたらすものであって欲しいと思います・・・。
ときに,「紹介者」の欄に「保険会社の担当者さん」とありますが,当事務所では,事案の紹介を受けるような関係の保険会社はありません(代理店は別ですが)。
実は,生命保険の営業の方からのご紹介です。 その方が,人づてで当事務所のことを知られ,事故に遭った顧客に「こういう法律事務所がある」と,ご案内されたようです。
それもまたご縁ですね。
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アンケート紹介は,見えにくく比べにくい「法律事務所」のサービスについて,イメージを持って頂くために行ってます。 実際のご利用者の感想を,参考にされてください。
なお,すべてをご紹介すると膨大となるため,特徴的な件,印象深い件を中心にピックアップしてます。